2月、あけましておめでとう。
そんな祝いの言葉を言える状態に戻れるか不安だったけど、戻った。 いや、戻した。
枯渇していたエネルギーに喝を入れるよう感情をわざと揺さぶって吐き出させた。
母がそれを静かに聞いてくれて、エネルギーが動き出した。本当に感謝しかない。
仕事休みの母だったけど、
腰が痛くてうまく動けない祖母のことで今日は1日中病院巡り。
その合間にわたしの話を聴いてくれた。
母のおかげでジジジ…と動き出したエネルギー。
大切な循環の兆しをよりスムーズに流すため、思いついたことをやる。
よし。味噌汁、作ろう。
野菜をくたくたに煮込んで白菜も細かく刻んでおけば、祖母の夕飯にもなるかもしれない。
腰の痛みで食欲がわかなかった祖母でも、具はともかく汁ぐらいならすすれるかも。
自分たち家族の夕飯のついでではあるけど、鍋にわんさと野菜を入れて葱をちらす。
月に1~2度するかしないかの料理の腕前なんて知れたもんだけど、
味噌汁の味付けはなんとなく覚えてきた。
こうやって淡々と生きることには抵抗も嫌悪もたくさんあるけど、
とりあえず自分の循環さえ止めなければ生きてはいくのだから、止めない。
自分だけにしかわからない覚悟を毎回小さく握りしめながら進む。
本当に不器用にもほどがあるけど、知ってる。
この、ユキコって人はいつも諦めないんだ。
生きたいからこそもがいて必死こいて、完全に壊れそうなのに壊れない。
人生は暇つぶしなんて言うけど、そうだね。味噌汁を飲んでまた歩こうか。
母は、わたしが味噌汁を作ると必ずおかわりをしてくれる。
それだけで涙が出るほど嬉しいのだから、人生ってやつは本当に困るね。
困った、困った、が、どうにも幸せなんだね。
今月もよいお月を。