『公民館でコーヒー飲みたい』
え?あそこで?
まぁ別に行けないことはないし、それはそれで楽しそうだけれど…。
そんな心の声からはじまった今日のお昼過ぎ。
今すぐ行かなくてもそのうち行けたらいいかなぁ…。
と少し放っておいたら、1時間後にふとスイッチが入った。
やっぱり行こう!
ここから車で10分もかからない場所で、
わたしはコーヒーが飲みたいだけなんだよね?それだけで幸せなんだよね?
うはぁ…。叶えてやるよそのぐらい!自分を喜ばしたるっ!
そんなわけで、コーヒーを飲みに公民館へ。
別に喫茶店とかがあるわけじゃないんです。
自販機です。
別に雰囲気のある場所とかでもないんです。
役所が管理する年季の入った施設です。
でも、行きたい。飲みたい。
だから動く。
その公民館に入るのも数年ぶり。
『至福の一服』
今にピッタリのコーヒーを110円でワクワクしながら買い、
誰もいない待合の椅子に座る。
できた。やった。幸せ。美味しい。あったかい。
公民館のホールにはたくさんの人たちが居るようで、人が出たり入ったり。
それでもわたしは気にせずコーヒーを飲んで、ただ幸せを感じていました。
いつか、わたしもホールで何かやりたいなぁ。
人の役に立つかは知らないけれど、わたしを見てホッとしてほしいなぁ。
そんな思いが前からあったからか、コーヒーだけ飲んでいても楽しい。
30分ほどコーヒータイムを満喫したあと、
このまま家に帰るかどうか自分に聞くと『まだ帰りたくない』とのこと。
せっかくなので行きたかった図書館へ行き、帰りにお饅頭も買った。
全部、全部、自分の声に従いながら、今の自分を抱きしめながら動いた。
ずっと外側に散らかっていた意識が、ずっと自分に向いていた。
わたしの現実に出てくる人たちがキャストさんに見えた。
図書館へ向かう途中、
1台前で慎重に交差点のカーブを曲がる教習車がいた。
思わず、
「大丈夫!大丈夫!ゆっくり。ゆっくりでいいんだよ。大丈夫だからね!」
とか応援していたのだけれど、
あれは、
わたし自身に言ってたんだ。
と、後から気づいた。笑
動こうとするとたくさんのこわさも出てくるけれど、気づいて手放す。
今まで積み重ねてきた知識を知恵に変えていく勇気。
無理矢理じゃなく、やりたいことをやりたいタイミングで。
丁寧に心の声をすくい上げる大切さ。
自分をご機嫌にしてあげられた最高の日。よかった。