~ゆるふ らいふ~

緩んでホッとして我に還っていくわたしの記録

自分で決めたことに間違いなんてない

7年ぶりぐらいに念願のブックオフへ行けた!

 

『いやいや、ブックオフぐらいで何を大層な…。』

と思われるかもしれないけど、本当に本当に、やっとこさで行けたのだ。

   

わずかだけどお金が戻ってきたのも嬉しい。

でも、自分で自分の物を片付けられたことが1番嬉しい。

 

買い取ってもらおうと過去何度も本を選別してきたのだけど、

結局お店までは行けずに断念してきた。

 

行けなかった大きな理由の1つがお店で行われる身分証明。

 

ひきこもり中に運転免許証の更新を死ぬ気でやった為、免許証の写真が死んだ。

大袈裟ではなく死んでいる。正しくは、死ぬ直前の人みたいな顔。いや、ほんとに。

 

今でこそ頑張った証としてその写真さえも愛おしいんだけど、

驚くほど死んでいる自分の顔で今の自分を証明するのは、どうしても嫌だった。

自分なのに自分ではない感じなのよね。

 

ただし新しい免許証が交付されるまでは5年間かかる。

さすがに待っていられないので大方の本はもったいないけどゴミとして処分してきた。

寄付ができる場所へは父を経由してもらわれてもいった。

 

売りに行きたいけど行けない不燃の気持ちにピリオドを打つため、

今回はようやく意を決して自分で片付けに踏み切ることにした。

 

だがここ最近は特に体力(エネルギー)切れが激しい。

「売ったら帰る。売ったら帰る…。」

と、まるで呪文のように言いながら本の重さと一緒に玄関を出た。

 

本当は他にもやりたいことが色々あるのだけど、

一気にやると1~2日動けなくなってしまうのでやりたいことを絞るしかない。

 

運転をしてお店へ行く最中も胸の辺りが硬くなっている感じでうまく呼吸ができない。

心臓もトキトキ。やっぱり緊張と疲れが隠せない。でも自分で終わらせたい。

 

「売ったら帰る…。はい、ゆっくり深呼吸~。吸って~、吐いて~。」

 

出産の立ち会いかと思うぐらい自分に付き添って安心させる。それしか方法がない。

 

お店に入る前が1番緊張していたけど『どんな体験でもOK!』と勇気を出して入店。

7年の間に、それぐらい自分にとってハードルが高い場所になっていたようだ。

 

でも自分の心配をよそに久しぶりのブックオフでは店員さんが丁寧に説明をしてくれ、

買い取り作業も身分証明も難なく完了することができた。

 

唯一抵抗を感じたのが、古物の許可?で記入した職業欄。

無職に○をつけたときに、

『あー、自分では気にしていないつもりでもやっぱり気にしてるんだな。』と思った。

 

これでもだいぶ申し訳なさとか罪悪感は減ったほうなんだけど、

無意識はちゃんと刻んでるんだなって改めて感じた。でもちゃんと感じられたから、

『無職だろうが何だろうがわたしはわたし。大丈夫。』

と心の切り替えをして進められたのは今までの成果のおかげだと思う。

 

無事に本を手放せた帰りは嬉しくてね。お祭り気分だった。

呼吸もし易くて、どれだけ緊張してたのかがよくわかるぐらいホッとしてた。

家に帰って余計にホッとしたら心臓がチクンとなったので休憩もたくさんしといた。

 

試行錯誤を繰り返しても、自分の操作方法はいまいちよくわからないけど、

実際にやってみないとわからないことも多いから失敗しながら成功してる。

失敗と成功は同一だと思ってそうしてる。とりあえず試せたらわたし的にOKなのだ。

 

しかしブックオフでこんなにドキドキできるなんてねェ…。

お得な性格なんだワ。きっと。笑

 

どんな体験も自分だけの体験。

自分で色をつける。自分が進んだ場所は全部自分だけの色。生きた証。創造した瞬間。

 

自分で決めたことに間違いなんてないから、

今日もゆっくり自分を生きられたらそれでいい。それがいい。

 

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