5月がスタートした真夜中3時頃、
ふと起きた瞬間に寝る前の出来事を思い出して1時間ぐらい泣いた。
何てことはないことのはずなのに、何てことがあるのがわたし。
感受性が豊かすぎて濃すぎるのがわたし。
昨日、親知らずとさよならしたあと、調子にのって買い物をして帰った。
久しぶりの外出に、久しぶりの買い物。そして、久しぶりのマ㋜ク姿。
マ㋜クは去年から今までに2度だけ着けた。(花粉症の時と昨日)
そりゃぁわたしが外出する回数は少ないけど、
それでもマ㋜クなしで10ヵ所ぐらいの店には行った。
結論からいえば何も言われたことはない。
マ㋜クが良いとか悪いじゃなくて、単に現状が『おかしい』と思うからしてないだけ。
でも、争いが起こるぐらいなら対応はするつもり。(一応毎回ポケットには入れてる)
そして昨日の夕飯時に、
買い物へ行ったことと久しぶりにマ㋜クをして入店したことを両親へ伝えた時、
父がこう言い始めた。
「マ㋜クをせずに店へ入った人が逮捕されてたよ。今はマ㋜クしてないと警察もくるからね?」
「え?何それおかしくない?
そんなの法で決められたわけじゃないのに警察きて逮捕っておかしいでしょ。」
「いや、でも逮捕されてたから。」
「それって、店側がお願いした上で聞かずに暴れたとかで逮捕されたんじゃない?」
「俺はマ㋜クをしねぇ!とか何とか言って逮捕されたみたいだよ。」
母:「営業妨害みたいな感じで逮捕されたんじゃない?
そうじゃなきゃ逮捕はしないでしょう。」
「そうかもしれないけど。」
っていう、このやり取りが地味にしんどかった。
大抵、わたしが言っても論点のずれたマウントが多い父。でも母が言うと少し効く。
『はいはい』って聞き流せばいいと思っていても、これでわたしの無価値感が発動した。
本当はもっと言い返したくなったけど、
このままだとせっかくの両親の結婚記念日&父の退職祝いがおじゃんになると思って身を引いた。
『普段マ㋜クをしないお前はその犯罪者と一緒だ。って言いたいのね。』
会話の流れからそう感じたのは事実だけど、父はそこまで言ってない。それはわかる。
でも、すごく悲しくなった。
その悲しさを無意識でなかったことにしてしまう癖のせいか、
夜中に起きた瞬間思い出して急に涙が出はじめた。(きっと生理前なのも関係してる)
悲しさが怒りになって、蹴るなりパンチするなりで発散したかったけど、
愛猫が寝ている部屋でそんなことはできない。
『外の塀をタオルで叩くか…。』なんてアホなことを思いついた矢先にゲリラ豪雨。
結局、雷の恐怖で否応がなしに意識を逸らされた末の2時間後に2度寝をし、
午前中に皿を洗いながら父に昨日の顛末を話した。
・自分のことを犯罪者って言いたいのかと思ってしまったこと。
・誰も悪くないって思っても、言葉を良い風に捉えられない時があること。
父は「焦らなくて良いよ。」って言ってたけど、
わたしの本当はどこか『うっせぇわ。てめぇのせい。』にしたい心が滲んでる。
知ってる。そんなことを伝えたって意味がないこと。何も期待しちゃいけないこと。
わたしの無価値感がそうさせてること。でも積み重なった悲しみは憎さにもなる。
だからせめて言い返さずに、ただ言いたかった。今のわたしの気持ちとして。
またボロボロ泣きながら皿洗いをした。同情を買うってよりは、孤独感で泣けた。
父も余裕がないのだろうとは思うけどね。
ただ奇しくもわたしの子ども時代とシチュエーションは同じだよ。
でも今のわたしは変化を受け入れたわたしだから、前のようにはいかない。
それより何よりさ、これ以上嫌いになりたくないんだわ。
親を嫌いになりたい子どもなんかいないんだって。
だから意図して父の愛のほうを観ることにしてる。
期待をせずに父がもってる愛の部分を観る。
その愛の部分はわたしももってるはずだから。そこを観る。
まァ、自分の器じゃ無理だと思ったらその時考える。
でも何とかここを乗り越えたいなって今は思ってる。
夜中のゲリラ豪雨のように嵐のみたいな5月のスタート。
どんな風に転がっていくか、ちょっと楽しみだね。
ちなみに、父が言っていた事件は、他の客ともみ合いになった末に警官がきて、
その警官を殴ったことによる公務執行妨害の容疑で逮捕されたって話みたいね。
マ㋜クしてないから=逮捕された ってことじゃないのでご安心を。
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