~ゆるふ らいふ~

緩んでホッとして我に還っていくわたしの記録

本当は可哀想な人も弱い人もいない

相手の痛いところ、触れられたくないところがビリリと伝わることが多くなった。

わたしも経験をしてきたからその瞬時の痛みがわかる。

 

自分の存在に自信がなくなっていた。なんてことにも気づかないまま、

周りの人たちが自分を攻撃してくるように感じていたし、

実際に攻撃されていると思っていた。

 

『なにそれ?バカにしてんの?』『今のどーゆー意味?』

 

相手が何てことなくにこやかに発した言葉がグサッと突き刺さって、

一瞬にして警戒し、一瞬にして戦闘態勢に入っていることにも当時は気づかなかった。

 

しかもその時は『絶対に相手が悪い』と思っていた。

相手さえ変わればいいことだと本気で信じていた。

 

『だって、わたしは相手の言葉で傷ついたんだから相手が悪いのは当たり前でしょ。』

そんな風に思って疑わなかった。

 

(単に『イヤな気持ちがした』とは別の感じね。

 えぐられるような、見えないところで拳をぎゅっと握って我慢をするような感じ。)

 

でも、本当は傷つくことを選んでいたのは自分だったんだとわかった時に、

自分を被害者にすることをやめた。

そして、誰かに救ってもらおうとすることもやめた。

 

自分にしか自分は救えない。むしろ、自分だからこそ自分を救ってあげられる。

 

けど、被害者(無力)の意識になってしまったらそれが出来なくなる。

ずっとずっと誰かを加害者にして、ずっとずっと何か恨まなきゃいけなくなる。

 

『あいつのせいで』『あれさえなければ』

そんな過去に生きる生き方はもううんざりだった。(もちろんダメな生き方ではないよ)

 

わたしはうんざりするほどそういう生き方を満喫できたから、

ようやく変わろうとも思えた。

 

1番寄り添ってもらいたかったのは自分だったんだってわかった時から少しずつ、

ほんの少しずつだけど自分を信じて変わってこれた。

 

『責めてないよ』

『バカにしてないよ』

『あなたはあなたでいいんだよ』

 

相手がビリリと殺気立ち、今話しても伝わらないとわかったら放っておく。

だって本当は可哀想な人も弱い人もいないって自分の体験を通して知っているから。

 

今度はわたしがわたしでいいことを体現する番なんだなって、

相手が見せてくれたビリリで改めて気づいた。

 

気づかせてくれてありがとう。

 

 

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