~ゆるふ らいふ~

緩んでホッとして我に還っていくわたしの記録

自然を感じる覚悟

『わたしたちは自然を欲する』なんて、

文字にするとなんだか海や山、動物など、人間とは違う世界を思い浮かべるように、

わたしたちはきっと訓練されているんだろうね。

 

『自然』とはコントロールができないもの。変化するもの。と、わたしは思う。

つまり、誰かや何かの思うとおりに動くのであればそれは『不自然』というわけだ。

 

意識という名の音は違えど、全てに共通することは変化をし続けることなのに、

今のわたしたちが訓練されていることは、どうやって全てをコントロールするか。だ。

 

そこに安定は決して生まれない。

 

わたしたちが大自然を見て感動するのはそこに『自然』を感じるからであって、

人間様じゃどうにも止められないほどのスケールで繰り広げられる変化がある。

同じように見えてもそこに同じ瞬間は何一つなくて、決して止められやしない。

 

赤ちゃんも同じ。

とどまらぬ要求は自然そのもので、毎日毎日大嵐のような忙しさなのに、

こちらが予期せぬタイミングで微笑んだりなんてするものだからとてつもなく感動する。

 

コントロールが隅々まで施された不自然のなかでは、自然は体感できない。

予期せぬことが起こらないように設定された世界では、全てが制御される。

 

わたしたちが自然そのものなのは、細胞が日々生まれ死んでいくことでもわかる。

同じ空気を2度吸ったことはないし、同じ身体で過ごした日は1日たりともない。

 

昨日のわたしと今日のわたしは違うのに、

明日のわたしは今日のわたしと同じだ。そう信じて疑わない。

 

変化しないでほしいと頭は懇願するけど、残念ながらわたしたちは自然の一部。

だからこそコントロールが通用しない『自然』に魅了されるのだ。

 

そこに自分を感じ、その変化に安心や安定を感じるから。

 

自然を感じる『覚悟』を、散らかった不自然で奪われてしまわないように過ごしたい。

 

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