かなり意識の軽いその生物の視点に憑依(ヒョーイ♪)した瞬間、これはヤバいと感じた。
今握りしめている色々な設定が崩壊するかもしれないという本能的な焦りと恐怖からか、それを感じた瞬間にはもうヒョーイの視点から離脱をして、夢の中を創り変え終わっていた。
さっきまで見ていた香り立つ森とは違う、わたしが意図的に創った人工的な森が眼下に広がる。コピー&ペースト臭が隠せない不器用な森。自分が体験する夢の中の画像の質をわざと落とすことにも成功した。
ちなみに『本物の木々ならばそれなりの匂いがするはず…』と、重なり合う枝葉の上に降り立ってうつ伏せになり、一応匂ってはみたけど、見事に無臭でホッする始末だった。
その後は創り変えた夢の中に意識を浸し、
森を抜け、広い平原を飛び、その軌跡につむじ風を起こしながら滑空した。
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明晰夢とまではいかないけど、夢の中で意識的に夢の映像を変えることはこれまでもよくあった。でも『この(視点の)ままだとヤバい…!』なんて感じたことは今回が初めて。
そう感じた理由は、別存在の感覚・視点(意識の軽さ)を体験したからだと思う。
自分というのを客観的に観るようになってから、夢の中に自分が登場しないことが多くなった。まるで透明人間になって空中から知らない映画を見て楽しんでいる感じ。
今回は、その映画(夢)に見たことのないカッコイイ生物が出てきたのでガン見をしていたら、いつの間にかその存在と同調をして同じ感覚を味わう体験をした。(一瞬だったけど…)
言葉にすると何とも滑稽で不可思議だけど、この世界でも似たようなことが起こってるんじゃないかなと思えた。ヒョーイもおどろおどろしい感じじゃなくて、いつの間にか音が合ったらスルリ♪と入っちゃうようなお手軽な感じ。(元々、エネルギー自体に垣根はないしね。)
でも、今回のわたしみたいに途中で音がズレた瞬間、簡単に離脱する。つまり、音が合っている同士でしかヒョーイはできないんだろうとも思う。
今度また似たようなことがあったら音ズレせずに、せっかくなら最後まで違う視点を夢の中でも体験したい。
今日も面白い夢が見られるといいな。
最後まで見てくれてありがとう~。