怖い妄想が巻き起こってきたと気づいたら、自分にこう言う。
『あんたも好きねぇ~w』
なんと見事な1人ドリフ。
でもこれが意外に効くから面白い。
わたしの頭が叩き出す予想や妄想は大抵がネガティブ。
その癖を自分で認めているので『あ、またはじまった。』と気づける。
ネガティブが悪いとかは一切思わない。
でも、行き過ぎたネガティブが炸裂し始めると勝手に巻き込まれる。
『もしかして、こうなってああなって…しかもあんなことにもなって…!ヒィィィ!!』
とか想像している間もまるで体験しているかのようで望まずとも心底怖くなれる。
特にHSP気質の人たちはよくあることだと思う。
この妄想スキルをなんとか別のほうに活かしたいので、
わたしの場合は気づいた時に1人ドリフをして我に還るようにしてる。
意識的に自分へ声かけをすることで、
『これはわたしが勝手に思っているだけだ』と気づかせる。
そうすると『今この瞬間に戻ればいいな』って冷静になれるので妄想を止められる。
逆に自分にとって心地がいい妄想はそのままにして浸る。
例えば、先日の夕飯作りが終わった瞬間に凄まじい雨が降ってきた。
そりゃぁもう雨の音に強弱がないぐらいの激しい『ザァーーー!!!』っぷり。
その瞬間、料理が無事に完了したわたしへのスタンディングオベーションに思えた。
拍手喝采!ブラボー!指笛!鳴り止まない歓喜の渦!!ありがとう!ありがとう!!
土砂降りの拍手へ向かって手を広げて自信満々に微笑んでおいた。
だいぶ怪しいけど、こういうアホな妄想で自分が幸せになれるのならとことん楽しむ。
でもそうじゃなかったらさっさとやめる。
たったこれだけのことでも、頭の暴走を許してきたわたしにとってはなかなか難しい。
だからこそ自分で気づいてやめられたり、逆に面白い妄想に浸ったりできると嬉しい。
最近は、頭と感情の取り扱い方が少しずつわかってきた。
頭で考えたことは取捨選択ができるのだと実際に行動を変えて自分を安心させ、
湧き起こる感情はしっかりと味わって蓋をしない。(出す場所は選ぶ)
どちらも大事だからこそバランスが大事。
変化のなかでうまくバランスがとれるようになると、
『今ここ』という地点に居られる時間が多くなる。そして俯瞰的に自分を観られる。
『今、思いっきり浸る!』
『今、それ要らないからやめる!』
前回記事の話じゃないけど結果なんてどうでもよくて、
見えない一瞬に自分がちゃんと存在するかどうかのほうがクソほど大事だと感じてる。
身をもって。
自分の取り扱いがうまくいかないときだってあるけど、それも自分だからしょうがない。
アップデートしたパソコンの使い方がよくわからないのと一緒。たぶん。
風に揺れるしなやかな樹みたく、変化で揺れながらも必ず自分に軸をおいてブレない。
せっかくの自分の人生。そんなふうで在りたいから1人ドリフでがんばるよ。