時に罪悪感、時に苛立ち、時に悲しみ、時に無力感。
それら全てが豊かさだと知ってしまったら、無抵抗にて嗜むしかなくなる。
そんな遊びが出来るのは今だけだとわかってしまったら、全てが愛おしくて堪らない。
舞台の上に居るときはリアルで生々しいけど、舞台から降りてしまえばただの観客。
悲劇も喜劇も安心して観ていられてしまうし、全てがスタンディングオベーションだ。
何て素晴らしい物語を紡いでいるのだと拍手をせずにはいられない。
どのシーンの、どの瞬間にも一切の問題はなかったのだと気づく。
いちいち正解を探したり自分や他人をジャッジなどしなくてよかったのだとホッとする。
どんな状態であれ、この瞬間の豊かさは何も変わらない。
わたしたちの本質である究極の自由には何1つ問題はないと感じた瞬間、観客になる。
わたしが自分という主人公の物語を観る観客になる。
それはそれはもう、素晴らしい夢の世界に他ならない。
『その瞳(め)に映るものを知っている』
思いきり自分を遊んでおいで。