『悩めるだけ幸せだよ』って言う意見や見方もあるかもしれないけど、
そうやって比べて幸せになることすら、誰かの基準だったりするのよね。
こういう悩みなら良くて、こういう悩みはダメ。
そんな風に判断できないのが人それぞれの悩みなんじゃないのかな。
その立場にならないとわからないことや、その環境でしかわからないこと、
そういう状況になって初めて出てくる悩みだってある。
いや、悩みなんてそんなものばかりかもしれない。
それを見知らぬ誰かとは比べられないよ。
『自分たちのほうが恵まれているんだから』とか、
『もっと苦しい人たちはいるんだから』とかって勝手に決めちゃって。
他人が決める幸せも勝手に決めちゃって、
悩むことが無駄だとも勝手に決めちゃって、
こんなことで悩む自分をも勝手に責めちゃって。
悩みをそんな風に使わずに、もっと素直に悩もうよ。
くだらないことで悩んでいる暇があっていいじゃん。
悩み抜いて自分から出てきた答えは、どんな答えよりも腑に落ちて自分の力になる。
悩みが人それぞれなら、悩みに対する答えの出し方だって人それぞれ。
答えが出るタイミングもみんな違うし、時間がかかることだってある。
だから、悩んでいること自体に焦らなくて大丈夫だよ。
悩んでいること自体に焦っている自分を責めなくて大丈夫だよ。
どんな時も自分は自分。
悩んでいる自分をも素直に表現していたら、いつか自分で答えが出せる時がくるよ。
その答えの先にもどうせ悩みはあるんだから気負わない、気負わない。
悩んでいる自分と寄り添いながら、
悩めるそんな自分を面白がって、ゆっくりと構えておく。
そんな風に自分の悩みを捉えられた頃には、
悩みも少しちっぽけになるのだから不思議だね。