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2つのグループがそれぞれに買ったビニール袋いっぱいの食品。
中には冷凍物も入っているらしく、自分が預かって保管をしなくてはいけないようだ。
しかし、1つの袋に集中していたらもう1つの袋を忘れてしまった。
『だから言ったじゃーん…。』
知らない男性が忘れていた袋をこちらに見せながら嘆く。
なるほど。確かにアイスらしき食品が案の定、袋の中で溶けている。
これは悪いことをしたなァ。と反省の気持ちが出はじめた時に気づいた。
『ん?なら戻ればいいのか。』
そう。まだアイスが溶けていない時(時間)に戻って取ってくればいいと思ったのだ。
思った瞬間にはもう戻っていて、
わたしは何も溶け出していない2つの袋を無事確保してきた。
が、今度は肝心の冷蔵庫がない。
これではまたアイスが溶けてしまう。
『ないなら創ればいい。これは夢なのだから。』
思った瞬間にはもう冷蔵庫が目の前に現れた。
1人暮らし用の小さめサイズだが何も問題はなし。
すぐさま2つの袋を冷蔵庫へ押し込んで、
わたしのよくわからない2つの袋の任務は完了した。
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時間の概念がない意識状態だと、ポンポンと何でも気軽に創れちゃうのかもね。
物体を動かす時差とかもないから、瞬時に現実化できるというか創造できるというか。
まァ、今の状態からすると不思議な感じだけど、
時間がかかる遊びも一興なのかもしれないねェ。(後でアイス食べようそうしよう。)