~ゆるふ らいふ~

緩んでホッとして我に還っていくわたしの記録

循環

洗濯物を畳みながら、

何でこれを片付けたいと思うのだろう?

何でこの場所をスッキリさせたいという氣持ちになるんだろう?

と改めて自分に問うてみた結果、わかったことがあったよ。

 

【循環させたい】

 

これだった。

 

物を整理したり片付けたりした結果、

必要な時に必要なものが準備できるという状態は副産物みたいなもので、

巡らせたいっていう感覚の方が強いなって感じた。

 

血液みたいなもんかな。

必要な細胞に必要な栄養素を運ぶ→回収するの繰り返し。

 

川とか田んぼとかもそうだけど、水の流れを見るのが好きなんだよね。

 

とにかく【循環】している状態が自分は好きなんだなァと改めて思った。

 

日常のことで言うと、

皿洗いのあと食器棚に収納する時は、

既に棚で待機している皿を洗った皿の上に重ねて、

次回は待機していた皿から使えるようにする。

 

これって確かに地味で面倒な作業なんだけれど、

どの皿も満遍なく動かして使ってあげたいって氣持ちでやっている。

 

あとは、トイレとかもそう。

 

自分しか家に居ない時は、

1階と2階にあるトイレを必ず1回は使用して水を流すようにしている。

そうすれば各洗面台も自然と使うことになるので、S字パイプの水も綺麗にできる。

 

近頃で言うと漫画本も流したよ。

あ、いやトイレにじゃなく、他の場所にね。

 

漫画は同じ本を何度も読めないタイプなので、

読んでも2~3回ぐらいであとはオブジェと化してしまう。

 

仕事をしていた時代、人からすすめられて読むことにしたONE PIECEもその類。

毎週新品を10冊ずつ大人買いして70冊以上は読んだ。

 

面白いし感動して泣きもしたけど、やはりそのほとんどは1回限りの出番のみだった。

 

漫画本が100冊入るキャスター付の棚もしっかり用意していたし、

何より新品で買ったので手放すのがもったいないと感じ、

結局10年以上も棚のなかで待機というなの放置。

 

棚を見る度に氣になってしまう悪循環に終止符を打つため、

今年の3月に決心して手放す用意をはじめたところ父からよい情報をゲットした。

 

自治体の施設に寄贈のような形で本などを渡せるというのだ。

ちょうど他の本や図鑑なども処分しようとしていたのでこれ幸い。

 

読むのは子どもたちが多いはずなので、

漫画本や動物の図鑑、熟語辞典やエンデのはてしない物語などをまとめて渡した。

 

おかげで棚はスッキリ。

何度も読むお氣に入りの本たちを、余裕をもって棚へ収納してあげることに成功した。

 

そんな具合で自分が氣になった物に限りはするけれど、

留まらせずに循環をさせる。必要な場所へ流す。

ということをわたしはやりたいらしいことが今回わかった。

 

『スッキリさせたい』『片付けたい』という氣持ちが起こるのは、

常に循環している状態( "不安定さこそが安定である") ことを、

本能的にどこかで知っているからかもしれないね。

 

そんなわたしも、ひきこもり初期2年間は一切、何の掃除もできなかった。

それまでかなりの頻度で掃除をしていた人間だったけれど全部無理だったよ。

 

でも人それぞれのタイミングがきたら、

本能的に知っていることを勝手にやり始めるから大丈夫なんだなって今ならわかる。

 

存在を循環させるのも立派な命の仕事。

つまり、生きていることだって1つの循環なんだよね。

 

この世は循環で溢れているからこそ、

淀みが起こるとすぐにわかるようになっているらしい。

 

全てにとって必要な循環が起こるよう、

心も身体も物も、抵抗なく流れに任せていけるといいよね。

 

それじゃ、元氣に皿洗いへ行ってきま~す。またね。

 

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