~ゆるふ らいふ~

緩んでホッとして我に還っていくわたしの記録

ほっとく

今日は "ほっとく" 練習をした。

 

本当は、

めちゃめちゃ気になるし、

めちゃめちゃ言いたい!

 

けど、ほっとくのだ。

 

なぜなら、

どちらも自分のなかの話だから。

 

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祖母が電話で、

「美容室まで送ってほしい。」

と、予約時間の1時間前に言ってきた。

 

暖機運転がてら予約時間の15分前に車に乗り込む。

8分程前には、祖母宅の玄関前にスタンバイ。

美容室までは車で30秒のご近所だ。

 

そして、予約時間を過ぎた。

 

予想はしていたが、祖母は家から出てこない。

運転席でスマホを覗く。

1分…また1分…と時間は過ぎていく。

 

今すぐにでも車から降りて目の前の玄関のチャイムを鳴らし、

 

「ばぁちゃん、予約時間過ぎてるよ?美容師さん待ってるから早く行かないと!」

 

「ばぁちゃんの次に予約入れてる人も居るかもしれないんだから!」

 

などと冷静なフリをしながら怒りをばらまきたい自分がいる。

 

 

…ははーん。なるほど。

 

・時間は守るべき

・人に迷惑をかけてはいけない

 

という、自分の中で大切だと信じているルールがわたし自身を縛り、

そのルールを目の前で堂々と破っている祖母をバッシングしたいわけだ。

 

なんてわかりやすいサインだろう。

 

だが、わかってしまえばこっちのものだ。

どうするか?

 

もちろん、

ここで意図的に、ほっとくのだ。

 

とてつもなく地味な決断なのにとても怖い。

頭は容赦なくネガティブな未来を予言して、

『ご近所さんに時間も守れない迷惑な人たちだと思われるぞ。』

と脅してくる。

 

でも、

よくよく考えてみたら自分だって、

時間配分適当すぎて時間が守れないことは過去に何度もあったわけで。

 

つまり、

ここでばぁちゃんを許せないってことは、

過去の自分も許せないままってことだよね?

 

それじゃぁ、自分のためにも観念するっきゃねえじゃないか。

と頭の逃げ道を塞いでいたら、祖母が玄関から出てきた。

 

エンジン音の外で、

「もう来てたんだね。」

と微かに聞こえた声にもイラッとした自分を俯瞰する。

 

頭が言ってた。

『当たり前だろ!』ってね。笑

 

でもそれ、残念ながら自分のなかだけの当たり前なんだよね。

 

自分のみならず周りの人を縛ってしまう当たり前はロクな働きをしない。

 

つまり、誰も幸せにしない。

 

だから、ほっとく。

 

ほっとく って無関心のことじゃない。

 

ほっとく って信頼のことだ。

 

どうなっても大丈夫って、

自分も相手もまるっとOKできることが増えると、

笑顔も自然に増えると思うから、

これからも "ほっとく" 練習を続けていく。