~ゆるふ らいふ~

緩んでホッとして我に還っていくわたしの記録

もうやめる

今日は3時間半ほど外を放浪した。

散歩って言いたいところだけど実際は逃避。

 

祖母からのお願い事を今月に入ってから断っている。

 

家が近いこともあって放っておけず当日にお願いされても動いていたけど、

今は断って自分のことを優先して動いている。

 

動けるのだから自分には余裕があるのだと思っていた。

むしろ、動けるのだから少しぐらい頑張っても平気だと思っていた。

 

でも1年ほど祖母のお願い事を聞き続けて、動き続けて、わかったことがある。

 

無理だ。

もう前のようにはできない。

 

人一倍気を遣って緊張をし、平気な顔を演じている自分に気づいてしまった。

 

優しくしたい。

少しでも手助けができたら。

 

この気持ちに嘘はないけど、祖母と半日一緒にいたら2~3日寝込んでしまう事実。

HSPであることと祖母との今までの関係性が現実を歪ませる。

 

祖母がお願い事をするたびに言う、

「ごめんね。」の裏にある寂しさを少しでも埋められたらと思って動いていたけど、

もう1つの裏であるコントロールには目を瞑ってきた。

 

それほど自分を保てないぐらい必死なのだろうから、わたしができることはしよう。

 

そんな風にどこか犠牲的になってしまったのも、

自分にも嫌われたくない気持ちがあったからだとよくわかる。

 

それがわかったから、もうやめる。と決めた。

 

祖母へは数度にわたって『手伝いたいのは山々だが自分の体力が持たない』旨を伝え、

嫁である母もタイミングを見て伝えてくれたりもしたが、

お願いの電話は続き、断ると「はいはい。いいよ。」と言いながら機嫌が悪くなる。

 

午前中は車で出かける元気もあるのに、午後からの自分のお願い事はなぜダメなのか?

 

祖母から見たわたしは見事なまでに自分勝手に見えるだろうと思う。

どう見られていい。嫌われてもいい。HSP的な体力の限界が理解されなくていい。

そう思っていても断るたびに罪悪感がすごい。負わなくていい罪悪感が凄まじい。

 

家が近いからこそ、午後は家に居られなかった。

 

本当はしなくていいはずの放浪という名の逃避。

午前中の美容室だけで心身ともに疲れてしまってぼーっとしていたけど、

何とか自分を責めない方向へエネルギーを使わなきゃと思い外へ出た。

 

3時間半のあいだに4割ぐらいは祖母を忘れられたんじゃないかな。

 

自宅へ帰ってきてからもまた深く考えてしまいそうだったから、

大根の唐揚げという不思議な料理の存在を知った途端に素早く試して気を逸らした。

 

不器用すぎる。

 

自分でも本当にそう思うけど今はこうやって手動で1つ1つやるしかない。

祖母がいてくれたおかげで自分のことにまた1つ気づけたけど、1つが重い。

 

『みんながただただ笑って幸せであればいいのに。』

そんなキレイゴトと現実のなかで勝手に葛藤する。

 

そんな葛藤でさえ美しいと思わなきゃ、この世界はやっていけない。

 

こんなところでは止まれない。止まらない。

 

止まらせない。

 

 

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