~ゆるふ らいふ~

緩んでホッとして我に還っていくわたしの記録

今の自分が自分

鏡の前でふと思った。

『なんか子どもっぽい…』

 

きっかけは手持ちの服。

今まで自分に合っていると感じていた服に突如大きな違和感をもった。

 

20年程前、20歳ぐらいのわたしは服に夢中だった。

ヴィジュアル系と言われるアーティストの人たちをたくさん知り、今はなき雑誌KERAなどに掲載されているロックやロリ&ゴスロリなど、個性的な人たちの衣装を眺めるのが好きだった。

 

少し中性的な恰好が好きでカッコイイと言われることも多かった学生時代を経て、社会人になっても手持ちの服はほぼそのままだった。

 

働いて貯めたお金も自分のために使うことはほぼなく、28歳で仕事が任期満了。そのまま大人のひきこもりになったわたしは、今まで以上に自分へ興味がなくなり、外へ出ることも人と会うこともなくなった。

 

わたしは今年3月で38歳になった。

思考を変えたいと思った8年程前にけっこうな数の服を断捨離したものの、基本的な服のセンスは20年前と変わらないまま今日まで過ごしてきた。

 

その結果、いつの間にか『なんか子どもっぽい…』38歳が爆誕。☆\( 'ω')/☆

 

初めてもてた違和感を大切に握りしめながら、今の自分は改めてどんなテイストの服が好きなのか?今の自分をもっと素敵に表現できる服はどんな感じなのか?を探るため、20年ぶりに服のお勉強を開始。

 

主にYouTubeで自分好みの服を着ている人たちを見つけて勉強してみた。これが楽しくて集中&夢中になった結果、やはり自分は中性的でキレイめな雰囲気が好きなのだと改めてわかった。

 

40歳女性と聞いたときに人が想像しそうな大人な女性のファッションも見る分には素敵だと感じるのだけど、その服を自分が着てみたいとは思えなかったし興味が今はもてなかった。

 

自分がもつ大人な女性の概念から自分が見事にはみ出ていることに若干の不安と罪悪感をもつ自分がしっかりいることにも気づいたけど、『今の自分が自分。しょーがない笑』って受け入れた。

 

そんなわけで、手持ちのデザインTシャツ(胸元に英字が書いてある。しまむらで500円~1,000円。笑)や昔買った裏地にピンクのチェックが入ったベストなどを手放し、代わりに少しゆったりめのシルエットで無地&基本モノトーンのTシャツを購入。

 

今まで1枚も持っていなかったスラックス(ワイド)も2本購入して、襟付きシースルーなシャツも2枚購入した。

 

あとは、ここ1年で食事コントロールをして10㎏以上痩せたこともあり、足のサイズが全然合わなくなってしまった靴も一緒に変えることに。

 

黒とピンクが基調のハイカットスニーカーに『これでもか!』と黒とピンクの細い靴紐を2本通す徹底したロック?な靴を、少し底の厚い黒のスニーカーへとチェンジ。(パッと見は普通のスニーカーだけどウォーキングシューズなので実は歩きやすい)

 

他にも、初めての革靴(歩きやすい&運転しやすい)や白いスニーカー、女性でも履きやすいデザインのグルカサンダルも一緒に購入。

 

手ごろなシルバーアクセや欲しい形の鞄も新調して、シンプルだけど中性的で大人っぽいコーデができるように4月は準備に奔走した。

 

こんなにワクワクして動き続けた月はここ数年で初めてだった。

自分でも驚くほどエネルギーが湧いてきて疲れ知らず。

毎日宝物を探しに出かけるような感覚だった。

 

5月に入り、ようやく物が揃ってある程度落ち着いた感じだけど、今度は実際にコーデを組みながらアレコレと実験して外へ繰り出していくことが楽しみだ。

 

やってみなくちゃわからない。

 

違和感から始まったオシャレ初心者マークのわたしだけど、勇気をもって行動して自分を変えてみた結果、ふと玄関の姿見で自分の姿を見たときに「やば…。めっちゃキレイじゃん!」って自分へ本気で言えたし思えた。

 

変化に伴う不安はあるけど、自分への感想は真実。

自分の素直な感覚をこれからも大事にしていきたい。