小さく折り畳まれたティッシュが４枚、パイ生地のようにきれいに積み上げられて、窓から差し込む朝陽に照らされている。使いかけの１枚も含めて全部自分の涙でびっちょびちょ。そんなパイ生地を見て一言漏れた。
「大きな意識のままじゃ、こんなには味わえないね。」
_( ┐ﾉε:)ﾉｽﾞｺｰｗ
さっきまで悲しさや自責にまみれてビービー泣いていたのに約30分でこの有様。しかも、『この瞬間、思いっきり悲しむ！』って意図して泣いていたのだから我ながら味わい方が巧みだと感心した。
悲しさや悔しさ、苦しさや虚しさ、どこかに置いてきた色々な感情が色々なきっかけでむくむくと湧き出ることがよくある。そんな時は決まって自分や誰かを責めたくてしょうがなくなって、そんなやり方しかできない自分をまた責めて苦しくなる。
今は苦しくなるところまでがセットなんだとさっさと認めたうえで自分を責めないことにしてる。なぜなら30年近くそういう苦しさだけを追求してきたけど、結果何も変わらなかったから。違う意味でもう諦めた。笑
知識として『全ては喜びであり豊かさ』だとはわかっていても、その喜びや豊かさをやっぱり身体をもった状態で体験していかないと意味がないしもったいないよなーって色々と味わう度に思えるようになってきた。
わたしの目標というか希望は「ここまで生きてきてよかったー！」とか「生きてるって本当に喜びだわ！」みたいなことをたくさん体感して増やすこと。そのためにも、容赦なくここでしか味わえない全てをフルで使ってやろうと思ってるんだよね。
ここでしか味わえないものは本当にたくさんあるけど、無力感や悲しさ、苦しさもたくさんあるうちの１つなんだよね。
それらを下手に見て見ぬフリしたり無理やりポジティブで切り離すより、今はしっかり味わって噛み締めて自分をさらに豊かにする道具や素材として使えたら本当に最高だなって思ってる。
そのためにも自分を常に観ている視点が必要なので、そこは地道であっても諦めずに拡げ続けていきたいなと思う。全部自分のためだけど、大きな意識からの視点では全てのためにもなるって知ってるから豊かさも倍で感じられてラッキーね。
この次元の、この瞬間でしか味わえない全てに最後は感謝しかないと思っているから、全部にありがとうが言えるように全部を本気で信頼して愛していきたい。
