まだ日常の些細なことがメインではあるけど、『これは覚えておかないと後で大変なことになるな…。しっかり覚えておかないと!』と1度気を引き締めたあと、その大事なことをコロッと忘れていたとき、わたしは最高の気分になれる。
『しまった!忘れていた!』と、その瞬間はめちゃくちゃ焦るのだけど、同時に『ヨッシャ!忘れてた!w』とニヤッと笑いながら嬉しくなれる。
こういうシーンが少しずつ増えるたび、自分でも妙な具合になったと思う。
前はそんなテキトーな人間じゃなかった。
でも、ここ数年で気づいた。というか、認めざるを得なくなった。
わたしは元々抜けてるところが多い、テキトー要素盛りだくさんの人間だってこと!( ー`дー´)キリッ 笑
チャントしている自分の姿を誰かに認めてもらうことが自分の価値だと錯覚をして、必死で本当の自分を隠してもがいて完璧を装っていたから、長いこと気づいていなかっただけだった。
『失敗をして周りへ迷惑をかけ、恥をかいてしまったら、さらに自分の価値がダウンしてしまう…!』とも無意識で恐怖していたので、何がなんでもチャントしている人間を演じて自分を隠していたのだ。(必死すぎてボロ出まくりでバレてただろうけど)
そんなウソの自分をずーっと続けられるわけがない。
心身にストップがかかって自分と向き合わざるを得なくなったあと、少しずつ自分に緩みをもたせ自分が思っているよりもテキトーで大丈夫なんだと思えるようになってきた。
もちろん意識的に思えるようにしてきたのだけど、その過程で大切にしていたのが【どんな自分でも認める】ということ。
自分が『こうなってはいけない』と思い込んでいることをした時も、思い込みに任せて自分で自分を罵倒したり蹴落とすのではなく、自分で今の自分をそのまま受け止める。
最初はとても勇気が要ったけど、地道にやり続けていくなかで自分のなかに蔓延っていた絶対的なルールが徐々にゆる~くなって、『そんなときもあるよねw』とか『ま、いっかw』なんて思えるようなテキトーさにOKが出せるようになった。
『忘れたら大変なことになる…!』という恐怖があったときは何がなんでも忘れないようにしていたし、それで忘れようものなら自分をひどく責め立てた。
でも、今は笑って済ませられることがちょっとずつだけど確実に増えてきた。
それが嬉しいからこそ自分の変化に気づくたび最高の気分になれる。
へんちくりんな幸せに見えるかもだけど、わたしにとっては最高の幸せ。
こういう変化をこれからも大事にしたいと思うよ。