肉体をもった浮遊霊になっている時がある。
きっとわたしだけじゃなくて、多くの人たちがよくそうなっていると思う。
頭がとっ散らかってしまい、今じゃないどこかへ意識を向けて、その意識を生きている。
ある人は過去の栄光を、ある人は未来の栄光を、
ある人は過去の絶望を、ある人は未来の絶望を、
まるで今この瞬間、そこにいるかのようにそれ体験をしている。
今、お風呂に浸かって心臓の鼓動で水面が波打っていても、
今、皮膚に朝陽のやわらかい温かさが届いていても、
意識が今に居ないから、それを感じることができない。
今を生きてるのに、今に居ない。
意識は今どこにある?
今、何に意識(エネルギー)を注いでいる?
注いでいるものを体験してるだけなんだとわかったら、今、何を体験するかを選べる。
肉体をもちながらも意識不明になっていることに気がついたら、
この瞬間の感覚に意識を向けて自分を蘇生させよう。今を感じさせてあげよう。
『わたし』という肉体をもった今というこの瞬間の体験は、紛れもなく今だけだから。