~ゆるふ らいふ~

緩んでホッとして我に還っていくわたしの記録

遠くを観ながら今を観ている

疑問が持てる人たちは、どちらにも気づいている人たちだと思う。

 

どちらとは何かといえば、

驚くほどクソな世界と驚くほど豊かな世界がこの瞬間、同時にあること。

(クソも豊かもわたしの概念でしかないけどね)

 

そして、気づいている人たちはもれなく苦しいかもしれないけど、

今まで乗り越えてきた苦しさから疑問がもてている状態なので、

どこか冷静で落ち着いている。

 

『そんなことだろうと思った』

 

強がりではなく、目の奥がブレない。

睨むでもなく、笑うでもなく、遠くを観ながら今を観ている。そんな目。

 

絶望と希望なんていう言葉に落とせないほどの滲みのどちらをも灯していて、

何を言っているのか、何を考えているのかわからない。と言われても、

別に今までもそうだったので今更ビクともしない。そんな人たち。

 

は、きっと今に合わせて準備をしてきたのではないかと思ったりする。

 

無論ヒーローごっこなんかをやるためじゃなくて、ただこの目になっておくために。

それは特別なんかじゃないけど、特殊だとは思う。

そういう目をもちながら自分を体験したかったんだろうなって。

 

驚くほど脆いのに驚くほど腹が据わっている。

だからこその感動も一入で毎瞬が目まぐるしく、その豊かさにも当然気づいている。

 

そんな人間が、ただ立っているだけで何の影響も及ぼさないはずがない。

 

影響というのは、物理的心理的みたいなことだけに限った話ではなくてね。

感覚でいえば何かは分からないけど気になるような感じかも。

 

気づいた人たちはどの世界をも観られるからこそ引っ張られそうにもなるけど、

この目をもちながら立っている人たちがバランス的に必要だから今いるんだと思う。

 

旗は振らなくて良いから、毅然としてスッと立っていよう。

その目で自分に必要のないものを見透かして好きな飲み物を飲みながら平気な顔でさ。

 

 

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