自分の状態を1度、受け入れる。認める。
ネガティブな感情に永遠と翻弄されないためのポイントはここだと思う。
『今、落ち着いてないな。』
『今、イラッとしてるな。』
『今、絶望を感じているな。』
その瞬間の自分を観察できたらしめたもの。🔍
なぜなら、感情のコントロールがうまくいかない時は、
自分の状態に気づいていない、もしくは気づかないフリをしている時だと思うから。
1番やりがちなのは、
"ネガティブな感情が出ること" そのものを否定している自分に気づいていないこと。
【落ち着かない、イラッとする、絶望を感じる、こんな自分じゃダメだ。】
知らず知らずに頭にセットされている価値観が、自分自身を無意識に攻撃していく。
それは他人へ対しても同じだ。
『もっと笑顔でいることが大事!』
『そんなのでクヨクヨしてちゃダメだよ!』
『落ち込んでいても意味ないよ!前を向いていかなきゃ!』
一見、ポジティブな意見だけど、
肝心の "今の自分の状態" を無視していることには気づかぬまま、
ポジティブな言葉だけを携えて再出発しちゃったりするのはもったいないかも。
今、自分が一体何に落ち込んでいるのかを確認し認める間もなく、
【ダメな自分】が長引くと自分の価値がこれ以上落ちてしまう気がするから、
【なかったことにする】ことが最善だと判断して、見て見ぬふりをしてしまう。
苦しさが増すハードモードゲームに突入していくカラクリはそこだったりする。
(そのカラクリ自体がダメなことではないけどね。)
ダメで役立たずな自分にこれ以上ならないようにと、
必死に戦ってきたわたしのようなタイプの人たちにとって、
自分が思う【ダメな自分】を認めることは非常に勇気の要ることであって、
そもそも有り得ないことだったりする。
だって、そうならないように生きてきた体験しかないのに、
『ダメな自分でいいよ~。』
なんて言われても、とてもとても信じられないし、
そんな自分を許すくらいなら死んだ方がマシ。とも思うのも無理はないのだ。
そういう思いが強い時はそのままで大丈夫。
でもそんな自分の状態に疲れ切った時は、
今の自分を1度受け入れて静かに眺めてみるといいよ。
例えば、
自分が落ち込んでいることに対して、
『あ、今わたし落ち込んでるな~。』
と、まず意識的に気づいてみること。
この際も良い悪いというジャッジもせずに、ただ、認めること。受け入れること。
その上で、
『じゃぁ何が原因で落ち込んでるのかな?
…あ!さっき、話を聞いてもらえていない気がして悲しくなったから?
ほほう。じゃぁ、その悲しさはどこからきてるんだろうか?
あ…!Σ(゚ω゚)
"どうせわたしの話…いや、わたしなんかに興味ないから聞いてもらえないんだ。"
っていう無価値感からきてるっぽいね。 ほっほー。なるほどー。』
みたいな感じで、
ネガティブの正体を1つ1つバラして解体して核を確認して触れるの。自分で。
その核に対してもジャッジしない。
『どうせわたしなんか…。』って拗ねている自分をただ認める。受け入れる。
『そんな弱っちい自分じゃダメ!しっかりしろ!甘えるな!』
って怒ったり無視したりせずに、
『なるほど、なるほど、そう感じてたのかー。』
って、それだけでいい。
余裕があったら、
誰かから温かく抱きしめてもらっているようなイメージをしても安心するかもね。
わたしも目を瞑ってたまにイメージするんだけど、安心して涙が出てくる時もあるよ。
そういう受け入れを何度も何度も繰り返していくと、
ネガティブな感情が出ても翻弄されることなく、
自分で感情をコントロールするスピードがかなり早くなるから不思議なんだよね。
無価値感満載の土台を30年創り上げてきたわたし。
そもそもだろうが、生きている間はネガティブな感情はゼロにはならないだろう。
だからこそ、
『ネガティブどんどん感じていいよー。自分を知れるチャンスに変えるわー。』
とネガティブ自体を毛嫌いせずに、
全方位のあらゆる自分を受け入れるスタンスを少しずつ創ろうとしている。
ダメだと思う自分を無視して見なかったことにするか、
ダメだと思う自分も、自分の一部だと受け入れるか。
どちらを選んだとしても選んだ覚えはなくても、
全ての体験に正解も間違いもないから面白いよね。
昨日は、なんだか落ち着かない自分が面白かったので観察がてら絵も描いた。
選ぶ色、思いつく形、そのものが表す全てを眺めることは、
今の自分の全てを眺めてみることと繋がるような気がして糸口を探す手段に使った。
なんちゃってアートセラピーのようなものだろうね。
"ダメな自分を受け入れる" とは、
ネガティブな感情に飲み込まれる自分を責めたり放置しておくことじゃなくて、
ネガティブを感じている自分を全力で受け入れて理解して面白がることだと思う。
まァ、そもそも自分が思っている "ダメ" は、
誰かから教わったその誰かにとっての "ダメ" だから、
本当はなにもダメなことってないはずだと思うけどね。笑
そんなわけで、
相も変わらず今日もわたしは自分を面白がって生きてるよー。