~ゆるふ らいふ~

緩んでホッとして我に還っていくわたしの記録

散歩と火遊び

10月9日

 

日の出前。

f:id:funfunhappiness:20191011004843j:plain

空を紫色にする朝日。

写真だと黒っぽくしか見えないけれど、

まるで夕陽のような茜色と紺色が混じって紫色に見え、うっとりした。

 

その日の夕方、フと『もったいない』と思い、散歩へ行くことにした。

 

f:id:funfunhappiness:20191011005333j:plain

加工せずとも足長おばさん。

足長なのは陰が長くなる夕方だからである。

稲穂の上に咲くシルエット。

 

f:id:funfunhappiness:20191011005456j:plain

散歩帰りの空。

広い空を感じられるたびに、田舎でよかったと思う。

 

稲刈りが終わったあとの田んぼの横を沿うように歩くと、

土くささと干された稲ののどかな香りがたまらない。

小さな水路を流れる水の音と鳴き出した秋の虫たちの音色がなんとも豊かだった。

 

f:id:funfunhappiness:20191011005624j:plain

家に着く前には月も輝いていた。

ほとんど街灯もない田舎道。月の明るさがよくわかる。

念の為に持ってきていた反射テープ付のたすきをポケットからぶら下げて帰った。

車がライトを付けはじめたぐらいの頃のため、たぶん意味はなかっただろう。

 

散歩は1時間半ほど。

立ち寄った店で買い物をしたり、本屋をのぞいたりできた。

欲しかったものが買え、田舎特有の穏やかな時間を堪能できて最高だった。

 

✿ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✿

 

10月10日

 

14時頃、風もほとんどないので庭の片付けがてら火遊びを嗜むことにした。

 

f:id:funfunhappiness:20191011011046j:plain

久しぶりの火遊び。火の勢いに圧倒される。

ほぼ1年ぶりの作業。動きながら必要なものを思い出していく。

ありがたいことに燃やしたいものがほとんど乾燥しているので、

1発で火がつきその後も消えることはなかった。

 

f:id:funfunhappiness:20191011011836j:plain

健気に咲く可愛いタマスダレ

火を扱っている最中に花を見ると、その場の静と動を感じる。

 

『火でもぼ~っと眺めてみるかァ♪』と思って作業をし始めるのだが、

いざ火がつきはじめると眺めているどころではない。

薪をくべなければ火は消える。庭を片付けつつ薪を調達するだけで忙しいのだ。

そんな合間だからこそ、植物たちの姿は日頃に増して静かで優しい。

 

f:id:funfunhappiness:20191011013425j:plain

黄色く色づいてきたボンタンの実。

この樹のボンタンが最高なんだ。

酸味と甘さのバランスがピカイチで、今まで食べたどのボンタンよりも美味い!

寒くなった頃、収穫したボンタンをおやつにしながら火遊びをすることもあるよ。

 

f:id:funfunhappiness:20191011014027j:plain

ナタが刻んできた跡。

父とわたしが振り下ろしたナタの跡。

この木も立派な道具。だんだん強度が弱くなってきたが大事に使っている。

 

f:id:funfunhappiness:20191011014405j:plain

楽しい時間。

17時

そろそろ陽も落ち、疲れてきたので終了しようと思うがなかなか火が消えない。

 

それもそのはず、

まだ遊び足りないわたしが小さな薪を丁寧にくべ続けているからだ。

 

炎は見えずとも、

炉全体が熱くなっているので小さな枝などを入れるとボッと火がつき燃え出す。

それが面白くて止められず、結局30分ほど延長で遊んでから消火したのだった。

 

✿ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✿

 

久しぶりの散歩に久しぶりの火遊び。

おかげで現在は足や腰が地味に痛いが、やりたいことをやれて良かった。

 

ここ1年ぐらいの心身の状態を観察しているので、

『決して無理はすまい!』

と思いはするも、やっぱり思いつきのまま動くわたしがわたしらしい。

 

明日、ほんの少しだけキレイになった庭を見ながらコーヒーを飲む予定だ。