恐れていた事態が発生。
とうとう、使っていたスキンケア用品が合わなくなってしまった。
『それぐらいで恐れるなよw』と思われる人も多いと思うが、
なにせこのわたし、心も繊細なら肌も繊細!!✨ 笑
今はだいぶ落ち着いているが、
20歳頃はアトピーが猛威を振るっていたときもあった。
お風呂に入るたびに未熟な皮膚が首から剥がれ排水溝が毎日詰まり、
目は常にお岩さん状態で、自分で手を拘束して寝ても毎朝必ず流血事件。
風が皮膚に当たるだけで激痛に見舞われる日常を送っていた。
ピークよりは症状が少し落ち着いた時に1番困ったのがスキンケア。
手の届く限りのありとあらゆる限りのものを試したが結果は全て惨敗。
『赤ちゃんにも使えます!』『弱酸性』『繊細肌用』『アトピーの方も安心!』
優しい言葉に賭けながら何十種類も買っては試すが、合わずに捨てるの繰り返し。
デリケート肌用の商品は値段が高いものも多く、数え切れない落胆を経験した。
そしてついに見つけたのが、今まで使っていたスキンケア用品だったのだ。
『自分の肌にとても合っている!♡』ではなく、
『やった!痒くならない!』から使い続けていたのだけれど、時は来てしまった。
『またスキンケア用品探しの放浪がはじまるのか…。』
と、はじめは落胆したのだが、
『これはチャンスかもしれない。』
と思い直し、情報を色々と集めて新しい体験を楽しむ方向へシフトした。
スキンケアに限らず、シャンプーやボディーソープなども見直してみると、
全体的に自分にとっては少々刺激が強いような気がしたことを基準に、
あれこれ商品を探していくと『お♪ これは使うと楽しそう。』と気分も上向きに。
おかげで情報を集め、買う商品を決めるまでに5時間もかかったが、
夢中でやっていたので楽しく時間が過ぎた。
『もしかしたらこの商品も合わないかもしれないけれど、
ただ試してみたいから、使った後に考えたらいいや♪』
と思えたのは、その後の保険でもあるかもしれないけれど、
先日『ただ感じること』をOKし出した効果が出た模様。
安価な商品とはいえない価格に、罪悪感が一瞬ムクッとわいたが、
『確かに周りに迷惑をかけている面もたくさんあるけれど、
わたしも与えているものがたくさんある。
わたしはこれを受け取っていい存在だ。』
と、罪悪感と向き合い、このエピソード自体も母に全て話す機会へとかえた。
ただの ”買い物” のなかに、こんなにも色んな気持ちが凝縮されていて、
溢れ出るそれらを感じ取れるわたしの体験の豊かさに自分で感謝をした。
ピンチはチャンス。
大きなことではなくても、十分なチャンスに気づけてよかった。