~ゆるふ らいふ~

緩んでホッとして我に還っていくわたしの記録

なんで子供が親をころすのか

なんで子供が親をころすのか。

 

ニュースでよくあるよね。

まぁ、よくあるように見せることも簡単なんだろうけれど。笑

 

いつもはほとんどスルーする話題だけれど、

自分の意見を載せたくなったので載せておこうかと書き始めてみる。

 

色々なパターンがあるけれど、

今回はひきこもりで親との関係がうまくいっていないパターンを想定する。

 

今やひきこもりの人たちは年齢を問わない状態だよね。

幼稚園や保育園の子ですら登園を拒否しているし、

高齢の親が5~60代の子供の面倒を見ていることもある。

 

それが一概に良いとか悪いとかはない。

なぜなら、それぞれの家庭でその状態がどういう意味をもつのかが違うから。

原因はこうです!とかも言えない。

 

でも、メディアに共通することは、

こぞって子供を『人のダメな例』として報道するお決まりパターンがあること。

 

『全ての義務をちゃんと果たすのは当たり前であり、

 人間らしい生活が出来ていないのはおかしい。』

と、もっともらしい感じで伝える。

 

そのうえ親をころしたなんて事が起こったらもう大変だ。

『人として有り得ない!社会から抹さつすべき最低最悪のヤツ!』

のレッテルが即座に貼られ、社会に戻っても冷たい対応の未来だろう。

 

そういうわたしも以前は同じように思っていた。

『子供はまだ良いにしろ、いい大人がひきこもった上にマジで何やってんの?』

『親も周りの人たちもこんな人が近くにいて可哀想。恥を知れ。』とかだ。

 

でもね、

当事者になった上に目が醒めはじめると分かることがあるんだよね。

 

みんな『誰かの正解』を使って自分で自分の首を絞めている。

 

子供がひきこもった時に周りができる唯一のことがあるけれど知っている?

 

それはね、自分を信じることだよ。

 

最終的には本人が自分のことを信じる以外にないのだけれど、

周りの人たちが何かをしたい。というなら、まず心から自分を信じてほしい。

それは、闇雲に自分の信念を信じるという意味ではない。

 

『外へ出ることが正常』

『この年代なら、○○をしていることが普通』

『わたしが居ないとこの子はダメになる』

 

こういう価値観をもっている限り現状は何も変わらないと保証する。

周りの人も本人も、どちらにも言えるが重要なことだ。

 

どうして上記のような価値観だと変わらないのか?

 

それは、当事者も周りの人も

『この価値観が真実だ!と思っていたからこそ、ひきこもりが発生した』

というカラクリがあるからだ。

 

『正常、普通、こうなってはダメ』と思うからこそ一生懸命に耐えてきた。

その価値観を十二分に使って生きてきたからこそ、限界を向かえたのだ。

ここで使用済みの価値観を持ち出しても状況は変わらない。意味がない。

 

本人は、真っ先にその価値観で自分をこてんぱんに叱咤し説得している。

そこで同じ価値観で追い打ちをかけることがどういうことを意味するのか?

ちょっと考えてみてほしい。

 

ころすことを擁護しているわけじゃない。

自死を擁護しているわけじゃない。

だけれど、わたしたちはあまりにも自分の心をころしすぎてきたんだ。

 

このことに気づかない限り、

人間は永遠に自分と他人と常に闘い続けることになる。

 

親も、その親も、そのまた親も、ずっとずっと愛を子供へ渡してきた。

どんな形であっても紛れもない愛だった。

 

そんな愛につけ込んで、

誰かや何かの『正解』が正しいとわたしたちは無意識にそれを受け取とり、

それに何の疑問を抱くことなく愛する人へ速やかに渡してきた。

世代間連鎖とも言われるやつだ。

 

罪悪感は全く必要ない。

 

ひきこもりにせよ、病気にせよ、ネガティブだと思われる現象は、

頑なに『正解』がある。と思っている人たちへの目醒めのギフトだ。

 

1人1人が自分を信じ、愛し、許し、誰かの正解を手放して生きていけば、

子供が親をころすことも、自分をころすこともなくなる。

 

表面で起こった出来事だけに怒りをぶつけても意味がない。

自分への批判などではない時に観たニュースや出来事で怒りが出たなら、

まずは自分の信じているナニカを観ることが大事。

 

自分を変えると周りも変わる。

 

変えるといっても焦る必要はまったくない。

焦りは『比べる』から出るものだから。

そんな時こそ『自分を信じて』変わるタイミングを待とう。

 

もちろん変わらない選択だってできる。

でも、今がツラいなら自分が変わることを選べるといいね。

 

心のひきこもりから目醒めると、もっと自由な愛の世界がまっている。

もう誰もころさなくていい世界だよ。

本当の平和を自分から創っていこう。