~ゆるふ らいふ~

緩んでホッとして我に還っていくわたしの記録

知ったかぶりの裏

最近、悩むと最終的に面白くなってしまう展開が続いている。

 

しかも、悩むきっかけの話題が圧倒的にどうでもいいことなのに、

そこに感じ取ってしまう相手と自分の『自信のなさ』という

なんともいえないアンバランスさの結果が悔しいのだけれど可笑しい。

 

先日の例でいえば、

『芸人のクールポコは餅を搗きながら芸をしているか?』

というクソ程どうでもいいことで父と言い合った。

 

「あの手つきは相当技術を重ねている。本当に餅つきをしながらやっていた。」

 

という父に、

 

「イベントではなく、テレビで漫才をする時に餅つきしてるのを観たの?

 (父頷く)

 ふ~ん。手まぜ用の水もなかった気がするけどなぁ。

 その前に、蒸した餅米を毎回スタジオで用意するなんて無理じゃない?」

 

「なにが??(怒)」

 

父の最終奥義!高圧的スキル発動!

 

そう。父は知ったかぶりが多い。

父の父、つまり死んだじーちゃんも知ったかぶりが多い。

そしてわたしも漏れなく知ったかぶりが多い。

親子3世代、クソ程どうでもいい事を知ったかぶるプロなのだ。

 

ただ、わたしは3代目の知ったかプロなので多少は進化している。

過剰な知ったかぶり&他者への高圧的な態度は、

自分にとって何もプラスにならないことを知っている。

 

その裏にあるのはただ1つ、『自分に自信がない』証なだけなのだ。

 

そう、

『3世代合わせて自信ナインジャー!』

なだけなのだ。チャンチャン。

 

でもまぁ、

以前のわたしなら高圧的なコントロールで打ち負かされてKOだったのだけれど、

父の変化を知っているわたしは冷静に自分の意見を言い続け、

一度退席したのちに情報を調べ

「クールポコは何も入っていない臼を肩に抱えて出てきてから漫才してたよ。」

と言ったところ、

「そうだったんだ。勉強になりました。」

と、ドリフみたく全員でコケたくなるエンディングをむかえた。

 

わたしが子供の頃には考えられない父の変化。

【なんでも知っている、できる親像】を頑なに守っていた頃とは大違い。

 

『この人はこういう人だから…。ハイハイ。そーですね。』

が、正直なところでは利口かもしれない。

 

でもわたしの場合はずっと、

萎縮して受け身での『ハイ…そうですね…。』だったので、

とても会話とは言えないやり取りのほうが多かった。

 

なので今は、言いたいことがあるなら相手へ期待せずにチャレンジします。

『今のこの人(相手)』のことを知りたいから。

それをやったうえで、

『この人はこういう人だから』って丸ごとOKしたいなって思ってます。

自分も本音で語り合える人から本気でそう思ってもらいたいしね。

 

自分の鏡でもある周りの人たちから気づかせてもらうことが多いなぁ。感謝!

知ったか親子の健気な奮闘はこれからも続く。