~ゆるふ らいふ~

緩んでホッとして我に還っていくわたしの記録

とことんまで出し切る

久しぶりにお風呂に入った。

 

ここ数日、

動悸と頻脈が素敵なリズムを奏でていたので静かにしていたのだ。

 

皿洗いで息切れを催している時に血圧計で脈を測ると108あった。

血圧の上も108。

どうやら煩悩を浄化中だったようで、今は大丈夫。

 

頑張ってくれた身体、自律神経さんに感謝しながらお風呂に浸かる。

 

滴る水の音が風呂場に響くと同時に、天窓でパラパラと音がきこえる。

みぞれだ。

 

幻想的に落ちてはすぐ消えるパラパラ音を見ながら、

 

『塩こしょうをかけられるステーキの気持ちはこんなだろうか。』

 

『お。少し降り方がパワーアップした。

  粉砂糖をかけられるガトーショコラの気持ちは(略)』

 

などと情緒もへったくれもない妄想を浴槽の中で楽しんだ。

 

先日、春を感じる写真を載せたばかりだというのに、

明日は雪かもしれないというのだから驚く。

 

本気で春に変わる前は、とことんまで冬を出し切るのかもしれない。

人が本気で変わる時も、

とことんまで落ち込んだり苦しかったりするのときっと同じかな。

 

風呂から上がる時にはパラパラ音はきえていた。

 

牡丹雪。

 

明日は積もるかもしれない。